2017年1月22日日曜日

ターマックの完成 ウルグシュタルトはどうするべきか


勢いで買ったターマックが完成しました。
ゆっくり作っていくって言っときながら組み立ても勢いに任せて組みました。



既に数回走りましたが本日走った箱根をペタリ。

試走から本日までの乗り味をまとめると、

・硬い
・けどその分反応がいいし速度が乗りやすい
・7.4kgになってしまったが重さはあまり感じない

以上の3つが一番感じた事ですね。

硬さはSL4が有名ですね。
兎に角硬くしましたってフレームだと聞きました。そして49サイズは特に硬く多くのチビライダーの股を破壊しつくしたと聞き及んでおりますが、こいつSL5はそこまで硬いとは感じませんがウルグシュタルトと比べるとかなり硬いのかな?って感じますね。
単純に2台のフィールドが違いのでその差なのだと思います。
ウルグシュタルトはエンデュランス系でターマックはレーサー系です。なので求められる剛性のベクトルが違うのです、私の感じた硬さはその差からくるものだと思ってます。

硬いからだめなのか?って事は全くありません。計算しつくされた硬さだと感じています。
これがダメだったらエティックスもアスタナもティンコフ(今は無いが)も使うはずがありませんね。
ターマックはフレーム単体での勝利数で言えばドグマF8よりも遥かに凌ぐと言われているだけあって、勝ちに行くフレームなんだなっていうのが乗っててしひしひ伝わってきます。
私の出力を100%拾い続けてると言えばいいでしょうか。余す事無く全てを推進力にしてるって感じがあります。
私はヒルクラでダンシングを多用するので好きな硬さです。

まあホイールのせいなのもあるかもですけどね。

さてターマックが完成した事によりウルグシュタルトの立場がどうなるかと言うと、見て分かる通りターマックは平坦を想定しているのでちゃんと住み分けは出来ていると思います。
ウルグシュタルトは登り専用にしたいと思います。
じゃあこのターマックは登れないの?と言うとそうではありませんと言いたい。
少なくとも箱根は登れました。基本アウター縛りで登っているのでケイデンスも速度も出ていませんが登れない事はありません。むしろインナーで登れればもっといいタイムが出せるかもしれません。
これがウルグシュタルトの立場が危うい理由です。
重量は7.4kg、ロードバイクで言えば軽いとは言えない部類です。
しかしアウター縛りでも登れるじゃありませんか?
恐らくローハイトのホイールが調達できれば普通に登りもこなせるポテンシャルを秘めていると思いますね。

危うしウルグシュタルト、どうなるウルグシュタルト…。

2017年1月9日月曜日

圧入BBの強い味方 WISHBONE

我が家からドナドナされたペガサスは標準的なJISのBB68だったのでロードに乗り出しの頃はあまりBBと言うものを意識してきませんでした。

次に乗ったウルグシュタルトはBB86の圧入型でシマノからもアダプター無しで売られている圧入としては標準とされているものの一つです。

ここまでは良かった。

実はウルグシュタルトはTOKENの所謂ティラミックのBBを使っていてコレと言った不満は無かったのですが、とある秋葉原にあるお店に寄ってからはBBに拘りを感じ始めました。

RAMON BIKESさんのブログ
合体メカが最強なのは常識だからBBもね、のはなし

去年の秋頃か車でアキバに買い物に行ってる時にふと目に入ったedcoホイールを看板にしている自転車のお店。
edcoが好きな自分は駐車場を探して早速入店してedcoについて語ってる最中に台湾のBBメーカー「WISHBONE」についてもお話が聞けました。

特徴を簡単に説明すると、左右の圧入BBをネジで連結させましょうっていう代物で、それによる同芯度の向上や剛性も勿論の事、BBが連結されたことにより左右バラバラの負荷が掛かってたのを平均化してフレームへのダメージを均一にしましょうって事みたいです。
更にネジで圧入されているので当然抜き出しも簡単なのでシマノのホローテックⅡ用の工具を2丁持っていれば叩き出す作業も、無駄に高い専用工具も買う必要がありませんし、抜き出しの際のBBへのダメージも無いので再利用が可能と言う実にお財布に優しいメーカーなのです。

三行でまとめると

安い
簡単
強い!

ステキな三拍子ですね。

安いと言っても1セット大凡1.5万円~1.8万円です。
(規格によって差があり、店頭で買う場合はもう少し値上がります)
しかしベアリングはG5レベルのセラミックベアリングが使われているので、それを考慮すればセラミックスピードとかに比べれば破格とも言えなくはないですね。

で、さっそく安く買うために台湾から輸入してインストール。
ウルグシュタルトは去年の購入だったので年納めライドと大洗ライドはWISHBONEでした。



まず分かっていた通りティラミックよりもWISHBONEを圧入する方が遥かに楽で、抜くのもちょちょいのちょいで終わる素晴らしさ。
やはり何においてもメンテナンス性の高さと言うのは重要ですね。

ただしウルグシュタルトはBBシェルがカーボンなので恐らく経年劣化でフレームが先にイカれる可能性が高いです。覚悟の上でのインストールという事で…。

いつもの事ながら使用感は数字的な変化は語れないのでフィーリングの違いになってしまいますが、まず言わせて欲しい。

みんな2万円用意してWISHBONE買いに行け!!!
WISHBONE プレスフィットBB (G5セラミック) SHIMANO/SRAM対応ロードバイク用 
露骨に宣伝します!!!

そう、数字とかそんなの以前に乗り心地とかペダリングのフィーリングがかなり変わります。
JISとかBSAが未だ存在しピナレロも変える気が無いのはねじ切りによる同芯度の高さや剛性の高さを損ないたくないって言うのを納得させてくれる位には素人の自分でも感じ取れるレベルで変わります。
正直な所少し硬くなり過ぎでは?って感じる位に剛性はあると思ってもらっていいかもしれません。ダンシング時の反応の良さは抜群に良くなります。
ダンシングだけじゃありませんシッティング時のペダリングでもそりゃくるくるとくるくる回ります。
ギアが○枚分軽くなったって言う感じの良さでは無く、力が満遍なく伝わってる感の良さですね。

恐らく非連結のセラミックスピードでもこのフィーリングは得られないでしょう。他社のBBも同様です。
連結されるという心強さ、ありがとう。

ウルグシュタルトはめでたしめでたしで終わったのですが、問題児のBB30を抱えてしまっている奴がウチいるわけで…。

ターマックはOSBBとされていますが実質BB30です。
SL4は音鳴りで悪評が高かったですが、ウチのはSL5なので改善されたものらしいです。
それを抜きにしてもBB30は総じて悪評ですね。
今まで使った事が無いので何がダメなのかは知りませんが、その悪評を払拭させるべくターマックもWISHBONEにしてしまおう計画が持ち上がりました。
ついでにシマノクランク用のアダプタも付属されてませんでしたからね。

WISHBONEはほぼすべての規格に対応しています。
WISHBONE対応表 (代理店コリドレー社のページです)

スペシャライズドを探してみると…。
なんで二つもあるの…となってしまいますがフレーム側の幅と径を図ればいいだけですね。
ターマックはBB3024という型式の物を買えば問題ありません。

ターマックには元々セラミックスピードのベアリングが圧入されていましたが、すぐ取り外してWISHBONEをインストール。
ここまでは良かったのですが、事前調査なしでやったもので、BB30にはベアリング受けようのスナップリングがあるというのを知らずそのままWISHBONEを入れてしまい、クランクの長さが足らず「???」状態でしたが調べてみるとスナップリング外してね的なサイトが出てきたので事無しを得ました。

無事2台ともWISHBONEに交換しましたが、ターマックはまだまだ部品が足らず組み立てきれないので試乗はまだ先になりそうですね。

2017年1月3日火曜日

大晦日走り納め箱根ライド+元旦大洗ライド+WH-R9100 C60 TU

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

本当は別の記事にしたかったのだけど、年末年始は忙しくまとまった時間が取れなかったのでまとめてしまいます。

まずは

年納めの箱根ライド



以前走ったのと同じ箱根を一周して大観山でお終いのルート。
さすがに二度目だと結構すいすい登ってしまった感じがしますね。
それに同じように走り納めに来ていた人が多かったと思います。なのでひょっとしたら自分がぬるぬる登ってるのを誰かに目撃されているかもしれません…。
年末でも既に箱根駅伝の垂れ幕は出ており、時期的にも人も車もかなり多く芦ノ湖はほぼまともに走れない状態でした。
大観山に着けばかなりの自転車乗りの人が休憩しててラウンジの前はロードバイクに溢れる状況になっていました。で、案の定ウルグシュタルトはガン見されます。
幸い路面凍結はありませんでしたが全体的にウェットだったので結構ゆっくりペースでDHしていましたが多くの自転車乗りはレース感覚で飛ばして下っていたので「ようやるわ・・・」って感じで見てました。

転んでからじゃ遅い!(経験談)

旧道でも車は多かったですし、何よりレースでは無いのでDHは安全第一を優先してゆっくりでいいと自分は思ってます。
ヒルクラレースでも落車するのはDHが殆どです。(経験談)

帰り道も殆どちんたら走り走り納めました。
残念ながら富士山には嫌われてます。

続いて

元旦大洗ライド



これも去年と同じコースになります。
去年はガーミン様が不機嫌だったのでログがまともに取れてませんでしたが、今回はしっかりと全部ログが取れました。
実走距離が271kmもあった事に自分でも驚きでした…。
荷物に加えて今年もほぼ北風だったので速度はあまり出ていません。

そしてとうとうWH-R9100 C60 TUが届いたので早速装着しました。

まずは東京湾フェリー
今年は自転車率が結構高かった気がします。特にロードバイクが多かった。
クロスとかミニベロとかもかなりいましたよ。
そんな中、自分のウルグシュタルトの放つ存在感と来たら…、並べると目立ちますね。
初日の出もしっかりと納めました。
今年はしっかりと勉強して甲板には出ないで船内でぬくぬくしてました。夏場なら甲板は気持ちよさそうだけどねー。
東京湾フェリーはバイクと自転車を先に搭乗させるので席が選び放題なので覚えておいて損はない豆知識でした。

下船してからの長狭街道は路面に霜が降りており、鴨川側に出るまではかなり慎重に走りました。
相変わらず走りにくい道路で、元旦だから車の数も少なくふらふら走ってても大丈夫でしたが普段は車も多そうだし路面を見る限りトラックも多そうなのであまり走りたくはない道路という印象があります。

鴨川に出てからは死の向かい風ライドの開始です。




前回は急ぐ余り昼飯をコンビニで済ませてしまいましたが、ある程度ペースが分かっている今回はしっかりとお店に入りお昼ご飯を食べました。
写真の「汐見」って居酒屋っぽいお店が目に入ったので寄ってみました。
地元なじみっぽい人たちが酒盛りをしており、ぼっちの自分は居た堪れない感じになってました…。
今回はアジフライ定食を頼みました。かなりボリューミーで美味しかったです。
写真はありません雰囲気が許さなかった…!
知っての通り元々まり写真は撮らないので許してください。

途中で飯岡刑部岬によって休憩し銚子を超えたら怒りのR124とR51、ただただ只管平坦な道を進むだけです。
九十九里の曲がりくねった平坦道もあまり好きじゃありませんが、カーブもほぼ無い平坦もあまり好きじゃありません。
ずーっと先まで道が見えてるとあそこまで行くのかーって気持ちで萎えちゃいます。
好きな人は好きなんだろうけどね、山育ちだから斜面が無いと生きていけません。

何やかんやで大洗に着き一泊してお参りしてごはん食って帰りました。



で、今回初となる9100シリーズのホイールですが

9000とは別物になったという印象があります。
9000ではC35とC50を使ったので今回のC60とは少し性格が違うってのもありますが、まずは乗って転がした時の地面から拾うノイズの少なさにニヤケます。
タイヤが25mmなのもあるのかもしれませんがC35、C50も25mmで乗ってたのでそこは差し引いて考えてもかなり乗り味が変わりました。本当にマイルド。

かといって剛性はむしろ上がってる印象で、勿論60mmハイトなので縦剛性はかなりあると思います。今回荷物があったのでそこまで速度は出してはいませんが、区間的に一気に加速してみたりとかすると力の掛かり方が変わった感じがしますね。
横剛性はサドルに荷物があったので正直そんなによく分かっていません。とは言っても倒して踏み込んだ時に出る勢いはディープホイールそのものって感じでなんら不満はありません。

ブレーキに関してはシューも新品だしあまり参考にはならないかもしれませんが、C50やフルーカと比べてかなりしっかりと止まる印象です。
なので恐らくですが高速域でのブレーキには気を使わないとダメかもしれませんね。

LWのホイールとかも憧れはしますが、確実にいい方向へ進化させてくるシマノのホイールも負けてはいないと思います。というか、9000シリーズはツールを走る中でトップの使用率なのですから、そこから進化させてるのだから不満があるはずがありません。

安くは無いけど買って良かったなってホイールですね。

ただラチェット音が今までのシマノっぽくない感じがします。あまり静かじゃありません。
フリーハブは変わってないと思うのだけどね・・・?

そんなわけで無事新年早々のライドも終えたので、今年もバンバン走りたいと思います。