2017年1月9日月曜日

圧入BBの強い味方 WISHBONE

我が家からドナドナされたペガサスは標準的なJISのBB68だったのでロードに乗り出しの頃はあまりBBと言うものを意識してきませんでした。

次に乗ったウルグシュタルトはBB86の圧入型でシマノからもアダプター無しで売られている圧入としては標準とされているものの一つです。

ここまでは良かった。

実はウルグシュタルトはTOKENの所謂ティラミックのBBを使っていてコレと言った不満は無かったのですが、とある秋葉原にあるお店に寄ってからはBBに拘りを感じ始めました。

RAMON BIKESさんのブログ
合体メカが最強なのは常識だからBBもね、のはなし

去年の秋頃か車でアキバに買い物に行ってる時にふと目に入ったedcoホイールを看板にしている自転車のお店。
edcoが好きな自分は駐車場を探して早速入店してedcoについて語ってる最中に台湾のBBメーカー「WISHBONE」についてもお話が聞けました。

特徴を簡単に説明すると、左右の圧入BBをネジで連結させましょうっていう代物で、それによる同芯度の向上や剛性も勿論の事、BBが連結されたことにより左右バラバラの負荷が掛かってたのを平均化してフレームへのダメージを均一にしましょうって事みたいです。
更にネジで圧入されているので当然抜き出しも簡単なのでシマノのホローテックⅡ用の工具を2丁持っていれば叩き出す作業も、無駄に高い専用工具も買う必要がありませんし、抜き出しの際のBBへのダメージも無いので再利用が可能と言う実にお財布に優しいメーカーなのです。

三行でまとめると

安い
簡単
強い!

ステキな三拍子ですね。

安いと言っても1セット大凡1.5万円~1.8万円です。
(規格によって差があり、店頭で買う場合はもう少し値上がります)
しかしベアリングはG5レベルのセラミックベアリングが使われているので、それを考慮すればセラミックスピードとかに比べれば破格とも言えなくはないですね。

で、さっそく安く買うために台湾から輸入してインストール。
ウルグシュタルトは去年の購入だったので年納めライドと大洗ライドはWISHBONEでした。



まず分かっていた通りティラミックよりもWISHBONEを圧入する方が遥かに楽で、抜くのもちょちょいのちょいで終わる素晴らしさ。
やはり何においてもメンテナンス性の高さと言うのは重要ですね。

ただしウルグシュタルトはBBシェルがカーボンなので恐らく経年劣化でフレームが先にイカれる可能性が高いです。覚悟の上でのインストールという事で…。

いつもの事ながら使用感は数字的な変化は語れないのでフィーリングの違いになってしまいますが、まず言わせて欲しい。

みんな2万円用意してWISHBONE買いに行け!!!
WISHBONE プレスフィットBB (G5セラミック) SHIMANO/SRAM対応ロードバイク用 
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そう、数字とかそんなの以前に乗り心地とかペダリングのフィーリングがかなり変わります。
JISとかBSAが未だ存在しピナレロも変える気が無いのはねじ切りによる同芯度の高さや剛性の高さを損ないたくないって言うのを納得させてくれる位には素人の自分でも感じ取れるレベルで変わります。
正直な所少し硬くなり過ぎでは?って感じる位に剛性はあると思ってもらっていいかもしれません。ダンシング時の反応の良さは抜群に良くなります。
ダンシングだけじゃありませんシッティング時のペダリングでもそりゃくるくるとくるくる回ります。
ギアが○枚分軽くなったって言う感じの良さでは無く、力が満遍なく伝わってる感の良さですね。

恐らく非連結のセラミックスピードでもこのフィーリングは得られないでしょう。他社のBBも同様です。
連結されるという心強さ、ありがとう。

ウルグシュタルトはめでたしめでたしで終わったのですが、問題児のBB30を抱えてしまっている奴がウチいるわけで…。

ターマックはOSBBとされていますが実質BB30です。
SL4は音鳴りで悪評が高かったですが、ウチのはSL5なので改善されたものらしいです。
それを抜きにしてもBB30は総じて悪評ですね。
今まで使った事が無いので何がダメなのかは知りませんが、その悪評を払拭させるべくターマックもWISHBONEにしてしまおう計画が持ち上がりました。
ついでにシマノクランク用のアダプタも付属されてませんでしたからね。

WISHBONEはほぼすべての規格に対応しています。
WISHBONE対応表 (代理店コリドレー社のページです)

スペシャライズドを探してみると…。
なんで二つもあるの…となってしまいますがフレーム側の幅と径を図ればいいだけですね。
ターマックはBB3024という型式の物を買えば問題ありません。

ターマックには元々セラミックスピードのベアリングが圧入されていましたが、すぐ取り外してWISHBONEをインストール。
ここまでは良かったのですが、事前調査なしでやったもので、BB30にはベアリング受けようのスナップリングがあるというのを知らずそのままWISHBONEを入れてしまい、クランクの長さが足らず「???」状態でしたが調べてみるとスナップリング外してね的なサイトが出てきたので事無しを得ました。

無事2台ともWISHBONEに交換しましたが、ターマックはまだまだ部品が足らず組み立てきれないので試乗はまだ先になりそうですね。

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