2015年9月22日火曜日

富士山は優しくなかった 道志みち+富士あざみライン+乙女峠 実走



実際に走ってきました。

走行距離:228.3km
最高標高:1967m
獲得標高:3521m
走行時間:約15時間

※写真少な目

思わぬ伏兵R16。

朝の6時出発で家を出て、道志道までは50kmちょっとだし2時間半位かな?と想定していたのですが、実際に到着したのは9時を回っていました。
横浜方向から入るとほぼ緩やかながら登り坂が殆どで思ったよりも速度が出せていませんでした。
一本道なので迷うって事はなかったですけど。

横浜黄金町から八王子の手前橋本まで北上。

R413に入りまさかの迷子。
恐らくR43からR510、R412に入り、R413へ復帰。
相模湖の文字を信じて標識に従ってたはずなのにいつの間にか道から外れれてちょっとびっくりだった。
R413に入った直後、コンビニがいっぱい並んでいるがそこもサイクリストが集まっていた。

無事道志道に入ったと思ったらR16号よりきつめの坂がメインの大よそ50km強の道のりをひたすら登る。
道志道だけで標高は1000mを超えるのでそれなりの坂があると思っていましたが、想像よりもきつかったです。
しかし走っている人達の年齢幅は広くちっちゃいマウンテンバイクで走っている子供から、ひげもじゃのおじいちゃんまで(勿論ロード)、さらにサイクルチームも練習で走りこんでいるみたいです。
そのサイクルチームの女性メンバーに颯爽と抜かれた時は悔しかったですが、これが練習の差かと己の胸に刻み込みひたすら自分のペースで登りました。
道志道の面白いのは休憩ポイントが多くそこではサイクリストは勿論の事、バイカーは人達も集まり楽しそうに話している事。 しかもそこで暮らしている人たちも話かけてきます。
顔なじみなのか、道志道が作り出した風潮なのか、登りを苦に感じない雰囲気がありました。

道志道の頂点を超えると山中湖まで一気に下ります。が、その途中のローソンで休憩。
パッとサイコンの時計を見たら12時手前。スタートから既に6時間走っていました。100km以上は走っているのだからそれ位掛るのは頷けますが、当初の予定では昼前に山中湖についていればいいなぁと考えていたので少し焦りを感じ始めました。

ローソンから山中湖に下り、鎌倉裏街道を登り始め道の駅すばしりに到着。この頃には1時を過ぎていました。
ここで冷静になって富士あざみラインに挑戦するかどうか考えます。正直登るのに時間が読めなかったのと、富士山の中腹まですっぽり雲に飲まれていたので不安しかありませんでしたが、自分の中のマゾ心が囁きました。
気づいたら富士あざじラインの看板前にいました。

というわけで富士あざみラインに挑戦。

道志道を登ったとはいえ足に疲れを感じていなかったはずなのに、初めの直線コースの時点で34T-25Tのゆっくりペースとなっていました…。
とはいえこのペースを保ちながら、鳥の壁を過ぎたあたりでリアを28Tにしてぐいぐい登る。
旧1合目を過ぎた辺りで経過時間は34分位。結構ゆっくり走ってたつもりなのになかなかいいペースじゃん?と調子に乗って走っていたが、7.4kmを過ぎた処で足をついてしまいました…。
ここら辺から坂ではなく壁となります。蛇行して登ろうにも平日なので車の量がそこそこあり満足に蛇行出来ない状態でダンシングするにもじわりじわり腰を蝕みとうとう足をついてしまった訳です。
後は少し登って腰を休めてを繰り返して何とか5合目に到着しました。

タイムは1時間42分。足が付かなければもっと好タイムだったのだろうか?と考えると悔しくなりリベンジしたいと思ってしまう。
雲に隠れていたので予想はしていましたが、案の定絶景を拝める事も無く、富士山を見上げる事もありませんでした。 
登頂した人に貰える名物のしいたけ茶を戴き、ついでにアイスも食べようかと思ったけど想像以に寒かったのでやめました。
下る前にツイッターのプロフィール用の写真もパチリ。
ウインドブレイカーを着込みいざ下山。
登頂時よりも霧がひどく視界は5mあるか無いか。死んだって思う場面が多数ありました。
しかもくっそ寒く手の感覚なんて下り始めて数分でなくなっています。
道の駅すばしりに戻ると、まず真っ先に暖かいコーヒーを飲んで体を温めます。
道の駅にいる人全員が暑いなーって顔をしている中でたった一人ホットコーヒーを飲むという異様な体験。一人だけ震えているのに周りのみんなはまだ残暑の残る季節の服装。
富士山は決して優しくは無く、厳しさを以って自然の大変さを教えてくれました。

ここで悩み始めたのは帰りのルートである。

晴れの予報だったのだが、下山した後も曇り基調。しかも雨が降り出しそうな雲だったので、再び道志道に戻り山岳を下るのは危ないと判断した時に出て来た答えが「また箱根に登って海岸線進めばいいじゃん?」だった。

我ながら冴えていた。

という訳で予定外のヒルクライム箱根乙女峠を登る事にしました。
その前に道の駅から御殿場まで一気に下りますが、その間も自転車の上で寒さに震えていました。御殿場につくとある程度はマシになり体も暖かくなったので問題なく乙女峠へ。
感覚がマヒしていたのか「標高800mちょっととかすぐっしょ」って思ったのも間違いなく案外サクサク登ってしまいあっという間に箱根に到着。第三東京市うんたらかんたら支店のローソンで腹ごしらえをした時には既に17時を回っており、箱根を下りてる途中で完全に日没。

後は夏の箱根ルートと同じ海岸線をひたすら直進し、鎌倉から横浜に入り無事帰宅しました。

道志道は普段の練習コースによさそうに思ったのと、またいつか富士あざみラインに挑戦したいと思った一日でした。

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